2020年12月15日

企業情報

設立年月日 | 1985年7月6日
市場名 | 東証1部
決算 | 2月
単元株数 | 100株
配当/株主優待 | 有(四半期)/無

エクイティレポート

徹底したコロナ対策が奏功、対面授業のニーズ取り込み急回復

投資判断:「Overweight 継続」

徹底した感染症対策で生徒数回復

新型コロナウイルス感染症拡大によりオンライン授業が増える中、授業内容が生徒にきちんと伝わる対面授業へのニーズが高まっている。対面授業を可能にしているのが、徹底した新型コロナ感染症対策による安全確保だ。教室入出時の手指消毒や検温、講師のフェイスシールド着用、

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特別インタビュー

 リソー教育(4714)は進学個別指導塾「TOMAS」を中心に、家庭教師派遣、幼児教育など幅広い教育サービス事業を展開しています。少子化の中でも高成長を継続している上、新規事業の推進、他社との協業で成長力も強まっています。新型コロナウイルス感染症に関してはいち早く、徹底した対策を取り、安心・安全なサービス提供に努めています。同社の岩佐実次会長、平野滋紀社長にインタビューしました。

――御社の事業内容、強みを教えてください。

岩佐氏:以前から少子化が問題になっていますが、子どもの数は減っても、その分、一人の子どもへの教育費は増えると思います。また、教育に関して本物のサービスを求める流れが強くなるでしょう。当社の主力の「TOMAS」は完全1対1の個別学習塾です。業界で完全1対1を実現しているのは当社だけです。完全1対1の個別指導のためその結果に対して弁解ができません。高品質の教育サービスを提供することで着実に結果を出しており、難関校への合格実績も個別指導専門塾でナンバーワンとなっています。これを実現するためには何より優秀な講師が必要で、優秀な人材を集め、育成することに注力してきました。また、当社では校舎の管理などマネジメントと教えることは完全に分けており、講師には教えることだけに専念してもらっています。

株式会社リソー教育 取締役会長 岩佐実次氏

株式会社リソー教育
取締役会長 岩佐実次氏

――「TOMAS」以外の事業には何がありますか。

平野氏:「TOMAS」の経験、ノウハウを生かし、プロの家庭教師を派遣する「名門会」、名門小学校への高い合格実績を持つ幼児教育の「伸芽会」なども展開しています。また、託児・学童サービスとして「伸芽'Sクラブ」も運営しており、1〜2歳から「伸芽'Sクラブ」、その後に「伸芽会」を経て、「TOMAS」「名門会」と生徒の囲い込みを進めています。幼いころから通ってもらうことで、当社のファンを増やし、それが安定的な生徒数の確保につながっています。さらに、学校の中に「TOMAS」を作ってほしいという要望もあり、学校法人向け個別指導サービス「スクールTOMAS」も展開し、少子化で生き残りをかける学校の経営支援と進学実績をサポートしています。

――新型コロナウイルス感染症の影響はいかがですか。

岩佐氏:高さ190cm超の壁に囲われたブースにおいて生徒と講師の間を仕切るビニールカーテン設置、生徒および講師のサージカルマスク着用、講師のフェイスシールド着用など、早期に同業他社には例のない徹底した感染防止策を行うことで、生徒たちが安心して通塾できる環境づくりに取り組みました。当社独自の感染防止策を周知するため大手新聞に広告掲載を実施し、NHKなどテレビでも取り上げられ、JR東日本からも山手線等の駅への感染防止策の大型看板掲出を依頼されました。また、日本経済新聞社に掲載された広告は企業ブランディング広告事例として「ad plus〜広告の視点〜」に取り上げられ高く評価されました。こうした当社の対策が生徒にも講師にも好評で、夏以降の生徒数の増加の要因の一つになっています。

平野氏:2021年2月期の業績は春に自粛休校した上、夏休み期間の人格情操合宿事業のツアー実施が前年同期を大きく下回ったほか、休校中の講師の生活補償を行ったこともあって、一時は伸び悩みました。しかし、6月以降は生徒数が回復し、8月時点では「TOMAS」「伸芽会」の生徒数は前年同期を大きく上回っています。その後は受験に向け、夏までの遅れを取り戻すよう授業数が増加しており、通期では売上高は前期並みを確保できそうです。

――新規事業、他社との協業に積極的です。

岩佐氏:8月にグループ会社の講師の採用、育成、紹介を専門とする新会社ココカラTチャーズを設立しました。これまで講師採用はグループ各社でそれぞれ実施していましたが、今後は新会社が講師採用を一括して行うほか、採用した講師の育成、研修、紹介も一貫して行います。当社の事業にとっては講師の確保、質が何より重要で、新会社が効果的、効率的、継続的に「講師の質と量」を担保します。

株式会社リソー教育 代表取締役社長 平野滋紀氏

株式会社リソー教育
代表取締役社長 平野滋紀氏

平野氏:9月にはヒューリック(3003)、コナミスポーツと業務提携しました。子どもの成長には勉強だけ、運動だけが必要なわけではありません。当社の教育・教養サービス、コナミスポーツのスポーツサービスに、ヒューリックの不動産サービスを組み合わせ、子どもたちが「勉強」「運動」に集中できる「場所・環境」を提供する考えです。そのため、今後、子ども向けワンストップサービスの業態開発と、サービスを提供するためのビル開発に取り組みます。これがさらなる幼児教育の囲い込みにつながると思っています。さらに、ヒューリックとは資本提携も行いました。今後、ヒューリックから優良物件を優先的に紹介してもらうことで、「TOMAS」の新校展開の加速を図ります。そのほか、学校向けオンライン授業導入に関して、機器メーカーから当社に運営面を担当してほしいとの話があります。この事業も将来が楽しみです。

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