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08:16
高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種が12日に始まった。脱コロナの切り札として期待される一方、現場の医師不足が浮き彫りとなるなど、課題が残る。それらの解決に寄与する関連銘柄を改めてマークしたい。
新型コロナワクチンは医療従事者の接種に続き、重症化リスクの高い高齢者への投与がスタートした。河野行政・規制改革相は6月中に約4500万回分のワクチンが確保できるとし、「高齢者への供給のメドが立った」と話す。
一方で、対象となる65歳以上の高齢者は約3600万人に上り、短期間での集中接種には懸念材料を伴う。自治体の半数以上で必要な医師が十分に確保できていないとも伝わり、ピークが予想される6月上旬に向け人員の確保が急がれる。
こうした状況が追い風となりそうなのが、医療業界向け人材紹介に強いエス・エム・エス(SMS)<2175.T>や、医療関係者向け情報サイトのエムスリー<2413.T>だ。
<SMSは「W底」形成、廃棄物で天昇電なども>
両社はジョイントベンチャーにより、自治体に医療関係者を紹介するサービスを4月6日に開始。ワクチン接種に特化した人材サービスを提供することで、収益貢献が見込まれる。医療分野の人材プラットフォームを運営するメドレー<4480.T>も恩恵を受けそうだ。
SMSの株価は2月に付けた上場来高値の4250円から調整したが、3月に3095円、3140円の安値を付け反転し、ネックラインも上抜いた。いわゆる「ダブル(W)底」が完成し、上値指向を強めつつある。
また、大量のワクチン接種により医療廃棄物が発生する。その容器を手掛ける天昇電気工業<6776.T>をはじめ、アズワン<7476.T>、事業系ごみの収集では要興業<6566.T>などもマークしたい。天昇電では「需要は増えつつある」(広報担当)と話す。
注射針に絡んでは、1容器から6回分の採取が可能な注射針を手掛けるJMS<7702.T>やエア・ウォーター<4088.T>、7回接種可能な注射器を開発するテルモ<4543.T>などが浮上する。金型のパンチ工業<6165.T>も有力視される。
提供:モーニングスター社
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4/6
08:12
ジェイ・エム・エス(JMS)<7702.T>は5日、再生医療などに使用される凍結保存容器2.5mLタイプ「セルキュア」を同日から販売すると発表した。
細胞凍結保存に特化して作られた「セルキュア」は、液体窒素の中で十分な耐久性を持ち、チューブシールによる完全密封が可能で細胞などが汚染されることを防ぐ。また貴重な細胞などを余すことなく活用できるよう、残液や気泡残りを低減するための丸みを帯びた形状や、チューブを衝撃から保護する形状にしたという。
5日終値は、前週末比1円安の970円。
提供:モーニングスター社
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3/30
11:55
JMS<7702.T>―ファイザー<PFE>の新型コロナワクチンに関し、1バイアルから6回接種できるシリンジの開発を完了。基準値比56円高の975円。
オークファン<3674.T>―30日付の株式新聞は、新興市場面で同社株を紹介。基準値比24円高の1760円。
マネックスG<8698.T>―ビザ<V>が現地29日に暗号資産を使った決済を開始すると発表したことから暗号資産の価格が上昇、同社にも思惑買いが向かったもよう。基準値比55円高の926円。
クスリアオキ<3549.T>―3月度(2月21日−3月20日)の既存店売上高は前年同月度比18.3%減に。前日比90円安の8710円。
Wスコープ<6619.T>―海外で900万株の公募増資を行い手取り概算金上限66億5200万円を調達、発行済み株式数が約19.8%増加し1株あたり価値の低下を警戒。前日比34円安の737円。
◎未確認情報などが含まれており、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社
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3/30
08:15
ジェイ・エム・エス(JMS)<7702.T>は29日、米国ファイザー社<PFE>製のワクチンにおいて、ローデッドスペースのシリンジを使用することで1バイアルから6回接種できるとなったことを受け、1バイアルから効率的な採取を可能とするローデッドスペースシリンジの開発を完了し、生産設備の対応ができる見通しとなったと発表した。
同社では、さまざまな医療現場での使用を想定し、シリンジ本体の先端部内径を小さくし、デッドスペースを減らした製品と、さらにデッドスペースの小さい針埋込型シリンジの針の長さを従来製品よりも3mm長くした16mmの製品を生産する予定としている。
29日終値は、前週末比1円高の927円。
提供:モーニングスター社
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3/26
08:14
ジェイ・エム・エス(JMS)<7702.T>は25日、経腸栄養用シリンジポンプ「EN−SP50」を同日から医療機関向けに販売を開始すると発表した。
経腸栄養療法では、口から栄養を取ることが難しい患者に、鼻から管を通したり、おなかに穴を開けたりして胃や腸へ栄養を投与する。「EN−SP50」では、栄養剤を低流量で精度よく投与できる、国内初のシリンジポンプ型を採用した経腸栄養用ポンプ。小児集中治療室をはじめさまざまな医療現場での利用シーンを想定し、静脈栄養用のシリンジポンプと区別できるよう、同社栄養製品群のシンボルカラーとなる紫の色調にしたという。
25日終値は、前日比11円高の915円。
提供:モーニングスター社