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1/24
12:50
24日午後零時45分時点の日経平均株価は、前日比454円29銭高の2万7360円33銭。後場は、前場の好地合いを引き継ぎ、上げ幅を広げて始まった。前場高値2万7359円93銭(前日比453円89銭高)を上回り、一時2万7375円89銭(同469円85銭高)を付けた。その後は一服商状となっている。昼休みの時間帯の東京外国為替市場では、円が1ドル=130円19−42銭のレンジ(前日終値は130円12−14銭)でもみ合っていた。
日経平均構成銘柄では、荏原<6361.T>、HOYA<7741.T>、GSユアサ<6674.T>などが値上がり率上位。半面、エーザイ<4523.T>、太平洋セメ<5233.T>、東ガス<9531.T>などが値下がり率上位。午後零時45分現在、東証プライムの出来高は6億1545万株、売買代金は1兆5882億円。
提供:モーニングスター社
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12/30
16:09
(1)からつづく
―日銀は金融緩和修正、次期総裁は誰に―
一方、4月には日本銀行の黒田東彦総裁が任期満了を迎える。岸田文雄首相は「4月の段階で最もふさわしい方を任命する」と明言するが、日銀は19日、20日の金融政策決定会合で、事前予想に反してYCC(イールドカーブ・コントロール)の柔軟化措置を決めた。新たな日銀総裁に加え、23年1月、3月の金融政策決定会合にも注目が集まる。
日銀は12月の金融政策決定会合において、従来0.25%程度としてきた長期金利(新発10年国債利回り)の変動許容幅を0.5%に拡大した。一部では事実上の利上げとの指摘も出るなど、突然の修正は株式や国債、為替市場に大きな影響をもたらした。黒田総裁の退任を控えて金融政策の正常化に向けた「地ならし」の動きとの声も出ており、1月、3月の会合でも思惑が先行して株式市場が波乱の展開となる可能性もある。
総裁人事も注目の的だ。現在候補として名前が挙がるのは、雨宮正佳・日銀副総裁と前日銀副総裁の中曽宏氏だ。ただ、元副総裁の山口廣秀氏の名前も取りざたされ、日本総合研究所の翁百合理事長も浮上する。23年1月召集の通常国会において候補者が提示されるとの見方が強く、候補次第では株式市場も影響を受ける。
いずれにせよ、4月以降は新たな日銀総裁のもと、金融緩和の正常化に向けた議論が進むことは間違いのないところ。既に、金利上昇に伴う利ザヤ改善期待から、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>やみずほフィナンシャルグループ<8411.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>のほか、三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が上昇に転じているが、地銀なども引き続き注目が向かう。
―COP28は中東UAEで開催―
23年後半の注目イベントは、11月から12月に掛けて開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)。開催国のUAE(アラブ首長国連邦)は再生エネルギーや水素製造などの脱炭素への取り組みを進めている。
22年はロシアのウクライナ侵攻に伴う資源高や天然ガスや原油の高騰が関心を集めた一方で、環境対策にはそれほどスポットが当たらなかった。ただ、日本政府も脱炭素社会の実現に向けGX(グリーントランスフォーメーション)に150兆円を投資する方針を打ち出している。23年には、環境対策や脱炭素に関心が戻る可能性がある。
中東で進む環境対策では、廃プラスチックからの水素製造に取り組む日揮ホールディングス<1963.T>や水素コンプレッサを手掛ける荏原製作所<6361.T>、二酸化炭素の資源化に取り組む東洋エンジニアリング<6330.T>などを押さえておきたい。
提供:モーニングスター社
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12/27
16:18
原油相場に上昇圧力が高まりつつある。ロシア産のウラル原油の輸出が12月は前月比で2割減るとの観測が浮上し、北米の大寒波も石油設備を襲う。この日の東京株式市場では、INPEX<1605.T>や石油資源開発<1662.T>に買いが向かっている。
EU(欧州連合)は今月5日、ロシア産原油の海上輸送の輸入禁止に踏み切った。また、EUや英国、G7(主要7カ国)はロシア産原油に対して1バレル当たり60ドルの価格上限を設けることで合意した。一方、IEA(国際エネルギー機関)はこうした措置が世界の石油需給をひっ迫する原因になることを警告しており、その指摘が現実化しつつある。
ロシアは原油価格の上限導入を受けて減産の検討に入り、同国のノバク副首相は来年の原油生産を5−7%削減する可能性に言及した。バルト海の港から輸出される12月のウラン産原油は12月には500万トン程度(11月は600万トン程度)に落ち込むとの指摘もある。
また、北米を襲った大寒波は天然ガスのパイプラインを凍結させている。寒さでヒーティングオイルの需要が急増することも予想され、12月初めに1バレル=70ドル台まで調整していた原油先物のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、23日のニューヨーク市場で79ドル台後半(前日比2.7%高)まで切り返した。
26日はINPEXの株価が前週末比3.2%高の1470円まで買われたほか、石油資源も3.9%高まで上昇した。また、コスモエネルギーホールディングス<5021.T>や出光興産<5019.T>、プラントの日揮ホールディングス<1963.T>や荏原<6361.T>などにも物色が向かいつつある。
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12/7
13:41
荏原製作所(荏原)<6361.T>は7日、グループ会社のEBARA Pumps Europe(EPE)が、11月から日本を除くグローバル市場向け新製品としてインラインポンプ「3E/3ES型」を発売したと発表した。
新たに発売した「3E/3ES型」は直動縦型の単段遠心ポンプで、吸い込み口と吐き出し口が一直線上にあるのが特徴。そのため、配管レイアウト中に設置が可能で、設置面積が省スペース化できるといったメリットがあるという。建築設備のHVAC(Heating, Ventilation and Air conditioning)機器や熱交換器、チラーなどの装置内の液体循環に使用可能という。
午後1時40分時点の株価は、前日比50円安の5060円。
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12/2
09:54
◎みずほ証券(3段階・買い>中立>アンダーパフォーム)
AGC<5201.T>――「買い」→「買い」、6100円→5300円
荏原<6361.T>――「買い」→「買い」、7700円→7200円
大阪ガス<9532.T>――「買い」→「買い」、2700円→2600円
日電硝子<5214.T>――「中立」→「中立」、2700円→2300円
◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券(3段階・オーバーウエート>ニュートラル>アンダーウエート、中・小型株分類はBuy>Hold>Sell)
ヤクルト<2267.T>――「オーバーウエート」→「ニュートラル」、9100円→9500円
安川電機<6506.T>――「オーバーウエート」→「オーバーウエート」、5700円→5200円
NXHD<9147.T>――「オーバーウエート」→「オーバーウエート」、9400円→10000円
ナブテスコ<6268.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、3700円→3900円
パナソニック<6752.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、1380円→1430円
ファナック<6954.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、25600円→23100円
BIPROG<8056.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、3400円→3500円
日空ビル<9706.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、4900円→5300円
旭ダイヤ<6140.T>――「Buy」→「Buy」、1100円→1000円
リゾートトラ<4681.T>――「Hold」→「Hold」、2500円→2550円
共立メンテ<9616.T>――「Hold」→「Hold」、5150円→5500円
◎東海東京証券(3段階・アウトパフォーム>ニュートラル>アンダーパフォーム)
稀元素<4082.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、1700円→1540円
ASB機械<6284.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、4430円→4860円
◎岩井コスモ証券(5段階・A>B+>B>B−>C)
カドカワ<9468.T>――「A」→「A」、3650円→3350円
南海電鉄<9044.T>――「B+」→「B+」、3000円→3200円
◎水戸証券(5段階・A>B+>B>B−>C)
信越化<4063.T>――「A」→「A」、23600円→25000円
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