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16:08
昨年実施された観光業の支援策「GoToトラベル」の代替キャンペーンとして、「県民割」が全国規模に拡大する。従来よりも補助額が拡充される見通しで、鉄道や航空、旅行代理店などには追い風が吹く。不透明なマーケット環境の中でも信頼度の強い材料だけに、関連銘柄を引き続きマークしたい。
<補助額最大1万1000円>
各都道府県が独自に発行していた従来の県民割は、旅行代金割引が最大5000円、飲食や土産物の購入などに使えるクーポンが2000円で、割引額は計7000円が上限だった。GoToトラベル(最大2万円)と比べると物足りなさが否めず、経済効果が限定的になる可能性が指摘されていた。
一方、詳細が明らかになった全国版は、割引額が交通付き宿泊で最大8000円(うち交通費3000円)に拡充され、クーポンは平日で3000円分(休日は1000円分)となるもよう。最大で1万1000円とお得感が増す。
全国版の導入によって長距離旅行のニーズが高まると考えられる上、交通費分の補助が明記されることで新幹線や特急列車、航空便の利用が増えそうだ。陸運や空運は事業環境が改善するメリットが特に大きいとみられる。
一方で、観光関連には需要喚起策への期待感も先行しており、信用買い残が積み上がって需給が悪化している銘柄も少なくない。こうした構造はリスク許容度が広がりにくい局面ほど上値が重くなりやすく、選別買いの参考にするべきだろう。
<日空ビルや寿スピリッツなど有力>
注目される銘柄の1つが、羽田空港などの旅客施設を管理・運営する日本空港ビルデング<9706.T>。同社は今3月期の収益前提として、羽田空港の旅客者数がコロナ前の85%程度まで回復することを想定している。連結営業損益の見通しは166億円の赤字(前期は413億円の赤字)だ。
ただ、キャンペーンの規模拡大で空港便の利用が増えるほか、政府は6月に外国人観光客の受け入れも再開している。旅客数は同社の予想よりも早まる可能性が十分にある。信用倍率(10日時点)は1.6倍と需給の重さも限定的と言える。
寿スピリッツ<2222.T>は信用倍率0.9倍と売り長。地域限定の菓子を数多く手掛けており、クーポン利用の土産品購入で恩恵を受けそうだ。今3月期は連結営業利益は前期比3.7倍(51.6億円)への急拡大を見込む。信用倍率は鉄道の京成電鉄<9009.T>や富士急行<9010.T>も1倍を割り込んでいる。
このほか、旅行予約のベルトラ<7048.T>やリゾートホテル・ビジネスホテルを展開する共立メンテナンス<9616.T>、駐車場の日本駐車場開発(日駐)<2353.T>、東京ディズニーランドのオリエンタルランド(OLC)<4661.T>なども比較的信用倍率が高くない。直近の決算が弱かった旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)<9603.T>の巻き返しも注目される。
提供:モーニングスター社
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10:43
◎みずほ証券(3段階・買い>中立>アンダーパフォーム)
クラレ<3405.T>――「買い」→「買い」、1300円→1530円
コカコーラ<2579.T>――「中立」→「中立」、1500円→1550円
◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券(3段階・オーバーウエート>ニュートラル>アンダーウエート、中・小型株分類はBuy>Hold>Sell)
熊谷組<1861.T>――「オーバーウエート」→「オーバーウエート」、3600円→3300円
栗田工<6370.T>――「オーバーウエート」→「オーバーウエート」、6650円→6750円
武蔵精密<7220.T>――「オーバーウエート」→「オーバーウエート」、2700円→1900円
マツダ<7261.T>――「オーバーウエート」→「オーバーウエート」、1370円→1510円
トプコン<7732.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、1730円→2000円
任天堂<7974.T>――「アンダーウエート」→「アンダーウエート」、29800円→23600円
京急<9006.T>――「アンダーウエート」→「アンダーウエート」、1000円→1100円
日新電機<6641.T>――「Hold」→「Hold」、1500円→1600円
◎東海東京証券(3段階・アウトパフォーム>ニュートラル>アンダーパフォーム)
寿スピリッツ<2222.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、8290円→9320円
ヤクルト<2267.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、6540円→8820円
信越化<4063.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、27640円→21900円
リクルートHD<6098.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、7430円→6450円
酉島製<6363.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、1320円→1820円
ダイキン<6367.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、28800円→27000円
サンゲツ<8130.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、2000円→2170円
トーカイ<9729.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、3000円→2300円
DOWA<5714.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、6250円→5270円
SOMPOH<8630.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、5300円→5600円
◎岩井コスモ証券(5段階・A>B+>B>B−>C)
大日印<7912.T>――「A」→「A」、3200円→3500円
提供:モーニングスター社
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09:53
◎野村証券(3段階・Buy>ニュートラル>リデュース)
ライト工業<1926.T>――「Buy」→「Buy」、2300円→2200円
森永乳<2264.T>――「Buy」→「Buy」、7000円→5700円
日清食HD<2897.T>――「Buy」→「Buy」、11000円→10500円
三和HD<5929.T>――「Buy」→「Buy」、1580円→1610円
明治HD<2269.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、6900円→6300円
Jパワー<9513.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、1870円→2200円
◎大和証券(5段階・1>2>3>4>5)
QBネットH<6571.T>――「1」→「1」、2200円→1700円
良品計画<7453.T>――「1」→「1」、2850円→2000円
日水<1332.T>――「2」→「2」、800円→700円
エレコム<6750.T>――「2」→「2」、1900円→2000円
サンドラッグ<9989.T>――「2」→「2」、4600円→3400円
参天薬<4536.T>――「4」→「4」、1000円→880円
◎SMBC日興証券(3段階・1>2>3、中小型株・成長株分類はA>B>C)
サワイGHD<4887.T>――「1」→「1」、6500円→4800円
スクリン<7735.T>――「1」→「1」、15000円→16000円
東エレク<8035.T>――「1」→「1」、65000円→66000円
ヤマトHD<9064.T>――「1」→「1」、3150円→3000円
寿スピリッツ<2222.T>――「2」→「2」、7300円→8700円
ディスコ<6146.T>――「2」→「2」、35000円→36000円
アドバンテスト<6857.T>――「2」→「2」、10300円→10000円
レーザーテク<6920.T>――「2」→「2」、23000円→21000円
SGHD<9143.T>――「2」→「2」、2900円→2700円
JAL<9201.T>――「2」→「2」、2600円→2650円
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07:48
▽三井松島HD<1518.T>―23年3月期業績は大幅な増益見通しに、年間配当は記念配当80円を含む160円(前期は普通配当のみ80円)を計画
▽ハイブテクノ<4260.T>―22年9月期の連結業績予想を上方修正
▽セレスポ<9625.T>―23年3月期の単体業績は大幅な減収減益を予想、期末一括配当は23円(前期は特別配当77円を含む100円)を見込む
▽木村化工機<6378.T>―23年3月期の連結業績は大幅な減益を予想、期末一括配当は15円(前期実績20円)に減額を見込む
▽YACHD<6298.T>、22年3月期は部品不足等で収益計画未達となるも、23年3月期の見通しは営業利益30億円(前期比91.5%増)を予想
▽SMC<6273.T>、23年3月期の営業利益は前期比11.9%増の2550億円を見通す
▽ギックス<9219.T>、22年6月期の純利益予想を5600万円(前期比10.6%増)に上方修正
▽スクエニHD<9684.T>、22年3月期は営業利益が前期比25.5%増の593億円と計画(500億円)を上ブレし、配当も129円(予想は88円、前期78円)に。23年3月期の見通しは非開示
▽アイドマMC<9466.T>、23年3月期の営業利益は前期比28.3%増を見通し、配当は記念配込みで13円(前期は10円)を予想
▽ビジョン<9416.T>、22年12月期第1四半期の営業利益は前年同期比41.3%増で、上期計画の8割超達成
▽乾汽船<9308.T>、23年3月期の営業利益は前期比20.2%減へ
▽アシードHD<9959.T>、23年3月期は前期比27%の営業増益見込み、配当は記念配込みで年間16円に増配(前期12円)
▽東芝<6502.T>、22年3月期の連結営業利益は1589億4500万円(前期比52.2%増)。23年3月期は営業利益1700億円(同7%増)を計画
▽近鉄GHD<9041.T>、近鉄エクス<9375.T>へのTOB(株式公開買い付け)を発表
▽いすゞ<7202.T>、22年3月期の連結営業利益は1872億円(前期比95.5%増)。23年3月期は営業利益2000億円(同6.8%増)を計画
▽共立メンテ<9616.T>、22年3月期の連結営業利益は14億3100万円(前期は90億5700万円の赤字)。23年3月期は営業利益30億円(前期の2.1倍)を計画する
▽日清粉G<2002.T>、23年3月期の連結営業利益予想は300億円(前期比1.9%増)。原材料価格上昇分の価格転嫁を進めるものの、コスト増の影響が不透明であることやエンジニアリング事業の減益が響く
▽寿スピリッツ<2222.T>、23年3月期の連結営業利益予想は前期比3.7倍の51.6億円。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の影響などは織り込んでいない半面、1年以内のインバウンド需要の回復も見込んでいない
▽ラクス<3923.T>、23年3月期の連結営業利益は前期比44.6%減の4.9億円を計画する。投資強化を計画する
▽戸田工<4100.T>、23年3月期の連結営業利益は16億円(前期比36.5%減)を見込む。磁石材料や誘電体材料を中心に電子素材事業が拡大するものの、原材料やエネルギーなどのコストが膨らむ
▽弁護士コム<6027.T>、23年3月期の売上高予想(非連結)は88億円(前期比28%増)を見込むが、営業利益は未定とした。市場環境の変化に対応した機動的な投資判断が必要との観点から、営業利益は黒字を確保しつつ、営業利益以下の具体的な金額は開示しない方針
▽ハーモニク<6324.T>、23年3月期の連結営業利益は130億円(前期比48.7%増)を計画する
▽タカトリ<6338.T>、22年9月期第2四半期累計(21年10月〜22年3月)の連結営業利益は6.1億円(前年同期比3.9倍)と、通期予想(5.3億円、前期比35.9%増)を超過
▽アコム<8572.T>、23年3月期の連結営業利益予想は前期比2.5倍の879億円。年間配当予想を10円(前期7円)に増額
▽ユニバンス<7254.T>、23年3月期の連結営業利益予想は15億円(前期比50.6%減)
▽洋インキHD<4634.T>、サカタインク<4633.T>との資本提携を解消
▽主な業績予想の修正=アイスタイル<3660.T>、AIメカテク<6227.T>、ピアズ<7066.T>、ENECHA<4169.T>、壽屋<7809.T>、日工営<1954.T>、千趣会<8165.T>、ブシロード<7803.T>
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16:41
▽YACHD<6298.T> 22年3月期は部品不足等で収益計画未達となるも、23年3月期の見通しは営業利益30億円(前期比91.5%増)と強気。
▽SMC<6273.T> 23年3月期の営業利益は前期比11.9%増の2550億円を見通す。
▽ギックス<9219.T> 22年6月期の純利益予想を5600万円(前期比10.6%増)に上方修正。
▽スクエニHD<9684.T> 22年3月期は営業利益が前期比25.5%増の593億円と計画(500億円)を上ブレし、配当も129円(予想は88円、前期78円)に。23年3月期の見通しは非開示。
▽アイドマMC<9466.T> 23年3月期の営業利益は前期比28.3%増を見通し、配当は記念配込みで13円(前期は10円)を予想。
▽ビジョン<9416.T> 22年12月期第1四半期の営業利益は前年同期比41.3%増で、上期計画の8割超達成。
▽乾汽船<9308.T> 23年3月期の営業利益は前期比20.2%減へ。
▽アシードHD<9959.T> 23年3月期は前期比27%の営業増益見込み、配当は記念配込みで年間16円に増配(前期12円)。
▽セレスポ<9625.T> 23年3月期は東京五輪特需の反動で売上高を前期比53.7%減、営業利益を同90.6%減と予想。
▽東芝<6502.T>、22年3月期の連結営業利益は1589億4500万円(前期比52.2%増)。23年3月期は営業利益1700億円(同7%増)を計画。
▽近鉄GHD<9041.T>、近鉄エクス<9375.T>へのTOB(株式公開買い付け)を発表。
▽いすゞ<7202.T>、22年3月期の連結営業利益は1872億円(前期比95.5%増)。23年3月期は営業利益2000億円(同6.8%増)を計画。
▽共立メンテ<9616.T>、22年3月期の連結営業利益は14億3100万円(前期は90億5700万円の赤字)。23年3月期は営業利益30億円(前期の2.1倍)を計画する。
△日清粉G<2002.T>、23年3月期の連結営業利益予想は300億円(前期比1.9%増)。原材料価格上昇分の価格転嫁を進めるものの、コスト増の影響が不透明であることやエンジニアリング事業の減益が響く。
△寿スピリッツ<2222.T>、23年3月期の連結営業利益予想は前期比3.7倍の51.6億円。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の影響などは織り込んでいない半面、1年以内のインバウンド需要の回復も見込んでいない。(2)へつづく
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