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MSプレミアム=ネットフリックス、インテル好調―米企業決算が本格化、27日のアップル、テスラも
(1/25 16:42)
米国では日本に先立ち企業の決算発表が本格化している。大手金融機関がコロナ・ショックからのマーケットの復調を強く反映したほか、動画配信大手のネットフリックス、半導体のインテルが決算を手掛かりに株価が上昇。今後はアップルなどの注目企業の発表が控える。
金融では資産運用の世界最大手ブラックロック、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス(GS)などが昨年10−12月期の業績を開示した。純利益はJPモルガンが121億ドル(約1.3兆円)と前年同期比で42%増え、GSも同2.4倍の45億ドルに急拡大した。ただ、先行きの見通しには慎重なところも多く、これまで金融株の動きはさえない。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要を取り込んだネットフリックスは、10−12月期の売上高が前年同期比22%増と好調だった。契約者数は昨年末時点で世界で2億366万人(2019年末比2割増)まで伸ばしている。同社の株価は決算後に値上がりした。
ネットフリックスは日本での展開も強化しており、アニメを中心にコンテンツ制作会社との連携を広げている。関連銘柄としては、IGポート<3791.T>や東映アニメーション<4816.T>、翻訳や吹き替えに強いIMAGICA GROUP<6879.T>、アニメ制作ソフトのアートスパークホールディングス<3663.T>などが浮上する。
インテルもPC(パソコン)向けを中心に売上を伸ばしている。10−12月期の売上高や1株利益は市場予想を上ブレし、1−3月の業績見通しも期待以上となりマーケットは好反応を示した。同社向けにICパッケージを供給する新光電気工業<6967.T>にも買いが波及し、22日は前日比3.7%高となったほか、同業のイビデン<4062.T>の株価も堅調に推移した。
今後は現地27日に予定されているアップルの昨年10−12月期決算に注目が集まる。好業績への期待は根強く、先行して買われてきた電子部品の村田製作所<6981.T>やソニー<6758.T>、アルプスアルパイン(アルプスA)<6770.T>やTDK<6762.T>などにとって一段の株価押し上げをもたらす収益水準を示せるかが焦点だ。
また、26日には、半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、テキサス・インスツルメンツ(TXN)が決算を発表する。東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>の株価に影響を与える可能性があるほか、TXNはアナログ半導体のルネサスエレクトロニクス<6723.T>やローム<6963.T>の指標になる。
また、航空機大手ボーイング、ガラス大手のコーニング、フェイスブック、テスラなどが27日に業績を開示する。29日にはキャタピラーが控える。
提供:モーニングスター社
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個別銘柄のスポット情報(2)
(12/24 17:20)
アートスパーク<3663.T>
大幅続伸。漫画、アニメーション制作ソフトの全世界における累計出荷本数が1000万本に達した。
ソフバンG<9984.T>
朝高後に下落。中国の国家市場監督管理総局がアリババを独占行為の疑いで調査すると発表した。
IHI<7013.T>
6日ぶり反発。JPモルガン証が「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き下げ。目標株価は2700円(従来1600円)。
☆上記の記事には未確認情報が含まれています。
提供:モーニングスター社
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アートスパークが大幅続伸、マンガ・イラスト・アニメ制作ソフトが世界累計出荷本数1000万本超え
(12/24 12:51)
アートスパークホールディングス<3663.T>が大幅続伸し、一時248円高の2411円を付けた。23日、グループ会社が手掛けるマンガ・イラスト・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」の全世界における累計出荷本数が12月に1000万本を超えたと発表し、材料視された。
12月には、Windows/macOS/iPad/iPhone/Galaxy版に加え、Android/Chromebook版を全世界にリリースし、本格的なグラフィックコンテンツの制作をあらゆるデバイスで行えるようになった。クラウド経由で作品データを別のデバイスと共有することも可能なため、いつでも気軽に、自由なスタイルでニューノーマル時代の創作活動を行えるとしている。
提供:モーニングスター社
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MSプレミアム=自動運転時代、本格幕開け迫る―ホンダが「レベル3」投入 イーソルなど人気化
(11/13 16:46)
自動運転時代の本格的な幕開けが迫ってきた。ホンダ<7267.T>は21年3月期、高級車「レジェンド」に条件付きで運転を自動化するシステムを「搭載したモデルを投入する。また、中国政府は2025年をメドに新車販売の半分を自動運転車にする目標だ。
ホンダの自動運転車は、すべての操作をシステムが担える第1段階に当たる「レベル3」に相当。国土交通省が世界で初めて認可した。まだ一定の条件が必要だが、ついに運転の主体がコンピューターに移ることになる。
一方、中国は従来四分の一を目指していた25年までの新車に占める自動運転車の比率を、大幅に引き上げた。市場成長の加速が見込まれる中、株式市場では関連銘柄への関心が改めて高まっている。
12日は自動車向け組み込みソフトのイーソル<4420.T>や自動運転開発用ソフトのヴィッツ<4440.T>が急伸し、車載ソフトのアートスパークホールディングス<3663.T>が連日で年初来高値を更新。測量技術のアイサンテクノロジー<4667.T>も値上がりした。
このほか、ホンダ向けの売上が多く、自動運転分野の技術者派遣でも知られるアルトナー<2163.T>にも注目。また、自動運転に欠かせないAP(人工知覚)技術でKudan<4425.T>、AI(人工知能)でトヨタ自動車<7203.T>と資本・業務提携するALBERT<3906.T>なども有力だ。
提供:モーニングスター社
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<きょうの材料と有力銘柄>ホンダが自動運転レベル3、中国も新車の半分に―関連銘柄をチェック
(11/12 08:44)
ホンダ<7267.T>が「レベル3」の自動運転を今3月期中に投入すると発表した。同レベルは条件付きで運転を自動化する段階に当たり、国交省は初めて認可した。自動運行装置を高級車「レジェンド」に搭載する。また、中国政府は2025年をめどに新車販売の半分を自動運転車にする目標だといい、株式市場では関連銘柄に物色の矛先が向かいそうだ。
<主な自動運転関連株>
アルトナー<2163.T> 自動運転用ソフトを展開しホンダ向け売上が多い
アートスパーク<3663.T> 車載向けソフト
ALBERT<3906.T> ビッグデータ解析に強くトヨタ<7203.T>と資本関係
イーソル<4420.T> 自動車向け組込みソフト
Kudan<4425.T> AP(人工知覚)技術
ヴィッツ<4440.T> 自動運転開発用ソフト
アイサンテク<4667.T> 測量。実証実験で先行
住友理工<5191.T> レベル3向けにドライバーがハンドルを正しく握っているかを感知するシステムで実績
武蔵精密<7220.T> ホンダ系自動車部品
ゼンリン<9474.T> 地図データ
提供:モーニングスター社